「売って無ければ作ってみよう!どうせなら獲ってみよう!」アクアパッツア編
ここケニア・ホーマベイにはレストランがない、、、ことはないが、あるのは基本ケニア風ケニア料理かケニア風インド料理しかない。せっかく新鮮な魚と野菜があるのだからたまにはパスタ以外の「イタリアン」とか食べたくなるっていうのが人情?というもの。あぁ久々に新橋O'keiの アクアパッツアとか食いてえなあ。ということで本日、日曜日なので漁に出かけた。(近所の市場で買ってもいいんだけど、それはおいといて。)行先はホーマベイからボートで1時間ほどのスクル島(Sukru island)。
ウチの職場で警備を担当している地元出身のワイクリフが「良い穴場があるんすよ!」といって連れて行ってくれた人口200人がほどの漁師村だ。世界中そうなんかもしれないけれど、離島に住んでる人は概してフレンドリーで素朴だ。なんというか擦れてない。島に着くとまず村の子供たちが控えめな感じで近寄ってきた。
それに続いて村のおっちゃんが「ニイちゃん、キロ200円でどうだ?」いって大きなナイルパーチを持ってきた。持った感じで5キロちょっとはありそう。「これ絶対、美味いよなあ。」と迷ったけれどさすがにデカすぎて調理に困るので遠慮した。
それに今日の目的は魚を買いに来たのではなく、獲りに来たのだ。まずは自分でやってみよう!ということで島の反対側の入り江で釣りを開始。釣りといっても、そこら辺の木の枝に釣り糸を結び付けて針と枝に木に手製ウキをつけただけの釣りセット。つまり棒切れとウキと糸とハリだけ。エサはその辺のミミズ。しかも水深は70cmほど。これで釣れるんかいな?と思ったのだけれど、、、案の定ボウズだった。とは言え、隣では地元のにいちゃんが25cmくらいのティアピアを釣っていたので、一応ちゃんと釣れるらしい。弘法筆を選ばずというけれど、この条件で釣るのはさすが、漁師だぜ!
早々に食材の自力確保をあきらめてプロから購入することに決定。浜の方でちょうど地引網をやってたのでそこでサクッとナイルパーチを二尾ゲット。しめて200円。
それにしても地引網というのはいつ見ても心が躍る。昔はサーフィンのついでによく鵠沼の地引網を覗いていたけれど、その時のワクワク感を思い出した。網にかかった大漁の魚というのは、太古の昔から引き継がれた本能(DAN)を無条件に刺激するんじゃないか思う。
さてウチにかえって早速、調理にとりかかる。 まずはオリーブオイル、ニンニク、唐辛子で下ごしらえして。魚は身が分厚いのでちょっとだけ小麦粉振りかけて塩コショウして。バジルを適当に振りかけて。焦げ目つけて、辛口の白ワインいれて。蓋して20分でできあがり。見た目と味を派手にするためにぶつ切りトマトソースをかけてみた。そして出来あがりがこちら。
あまった白ワイン飲みながらボーッとと作ってたら、その間にスープがほとんど蒸発しちまった。ちなみにショートパスタは同僚&同居人のマイクの作品。素晴らしきかなケニアのサンデーランチ!
ところでマイクは家(シェアハウス)の中だと(イギリス人にありがちなスタイル?)基本トランクス一丁なので、テーブル写真をとると全裸にみえてしまうのだけれど、そこは無視してください。
それではまた!