国境なき事務員 (国境なき医師団の事務員の現場レポート)

2018年、汐留の広告代理店から国際医療NPO「国境なき医師団」へ転職。現在、アドミニストレーター(事務員)としてケニアでのHIV対策プロジェクトで働いてます。尚、このブログはあくまで高多直晴の個人的な経験や考えを掲載しています。国境なき医師団の公式見解とは異なる場合もありますのでご了解ください。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

やがて狂って、昏睡し、そして死ぬ「アフリカ睡眠病」の話

突然ですがハエに襲われたことあります? 実は先日、車で移動中にハエの猛攻にあいまして。その時、車内に侵入してきた一匹にチクリと刺されてしまいまして。アフリカではハチじゃなくてハエも人を刺すんですねえ。そして問題はそのハエの名前がツェツェバエ…

「昨日、ボクの父ちゃん結核で死んじゃったんだ」話をする詐欺少年クンたちの話。

今日、仕事場から歩いて帰っていると12才くいらいの少年Aと8歳くらいの少年Bの2人が近寄ってきた。2人ともボロボロのTシャツにボロボロのゴムぞうり。この辺りの典型的な貧乏少年のスタイルだ。 この子たちは本文とは全く関係ない、近所のとっても良い子…